初代道院長の少林寺拳法にかける熱意と高い技術や、少林寺拳法の魅力を少しでもお伝えすることができればと思い、道院長を引き継ぎました。 普段は病院や小学校で、学習心理学に基づく効果的な学習方法などを伝える仕事をしていて(臨床心理士・公認心理師)、元々、健全育成に関心があることも道院長になった理由の1つです。
初代道院長のような技術はありませんが、副道院長時代から多くの拳士の協力に支えられてきました。伝統は護持しつつ、拳士と一丸となって新しい道院を作り上げ、50周年、100周年と続く道院を目指したいです。
それぞれの個性に合った指導を心がけ、拳士が持っている力を最大限に引き出すことが役目だと思っています。
誰でも得意なこともあれば、苦手なこともあります。得意なことをさらに伸ばすことによって、自信をつけ、苦手なことにもチャレンジできるようになってほしいです。
開祖の教えにあるように、自信に裏付けられた本当の強さと優しさを身につけた「真の勇者」が自然と育つような指導ができればと思っています。
突きや蹴り、投げ技など、危険なことを教えるわけですから、特に少年部には、「絶対にいじめない」「いじめを見たら助ける」ように、精神面の指導も重視していて、礼儀正しく振舞えることも重要なポイントになっています。
楽しみながら道院に来ることができ、年代を越えて和気あいあいと、しかし時にはライバルとして競い合える場にしたいと思っています。
もちろん、修練は楽しいだけではなく、時には辛いこともあるでしょうが、それを乗り越え、修練の後には達成感や充実感を味わえる道院を目指しています。
実際に、いつの時代も出席率が非常に高く、幽霊会員がいないことは、当道院のセールスポイントであり、積極的に参加できる場になっていると自負しています。
全員が№1であり、「高蹴りNo.1」「飛連蹴No1」と呼ぶと、照れながらも「自分だ」と意識して前に出て来てくれるのも、当道院の特徴です。
それぞれの個性に合った指導を心がけていますので、出席率が非常に高く、進んで練習しようとする雰囲気があります。
特に少年部に関しては、全員が何かで№1になり、自信を持てるように、「良いとこ探し」をしていますので、みんなが自他ともに認めるNo1になっています。
出席シールや皆勤賞、精勤賞などで、努力を「見える化」して、さらに動機付けを高めています。
時々、英語の指導を取り入れ、英語に親しみを持ってもらうようにしています。
小学生が主となり、15分程度の英語劇をしたこともあります。
・「少年部の道院長格」と言われます。教え方と高蹴りNo1らしいです(中3女子初段)・「親善の大会で単演最優秀になりました。今度は乱補もしてみたい」(中1男子初段)・「友達に蹴られた時に上手に避けたけど、蹴り返しませんでした。だからケンカになりませんでした。先生に拳士の鏡と褒められました」 (小5・3級)・「道院杯で最優秀になれました。黒帯の人もいて無理だと思ったけど、毎回しっかり頑張って良かったです」(小3・6級)・「和気あいあいとした道院で、こどもと一緒に練習できて楽しいです」(一般・6級他)・「年齢を超えてみんな仲が良く、和気あいあいとした雰囲気です。」(一般70代・初段)