少林寺拳法本部の敷地内にある日本少林寺武道専門学校(5期生)を卒業し、そのまま本部に残るか、地元に帰省して就職するか大変迷ったが故郷が恋しく奈良に帰った。
その後、道院長になろうとは思っていなかったが奈良香芝道院前任道院長交代の話があったが幾度も断った。
その理由は職場と住まいが大阪堺市にあるため、指導に奈良までは絶対に無理であると思った。
だが師匠の強い勧めもあり道院を引き継いだ。
道院長として修練に参加された拳士たちには「今日も道院にきてよかった」と思ってもられる修練内容を心がけている。
また、少林寺拳法の本質を正しく理解してもらうには時間がかかるため指導者として焦らずゆっくりと指導し、自信と勇気と行動力のある人間を育てていきたい。
アットホームな道院を目指していますが、長上には敬意をはらい後輩を侮らず、礼節を重要視する道院として育てていきたい。
子供たちには将来必ず必要とされる「あいさつ」「思いやり」「正義感」を植え付けられる拳士として育ってもらえる道院としたい。
道院には40歳以上の三段以上の方が、家庭に仕事に修練に日夜励んでおられる拳士が6人在籍しておられます。
修練には体力の限界も感じつつ楽しく愉快に汗を流しています。
子供の指導においても我が子のように手取り足取り指導されています。
仕事や家庭で大変な年代となっていますが責任感も強く道院活動に協力され、道院に活力と穏やかな雰囲気を醸し出してくれる幹部が多い道院です。
少林寺拳法に入門して20年近くなりますが、道院は自分の自己研鑽になっていることは間違いがありません。
開祖の教義・道院長の法話など聞くたびに、「今の自分ではいけない、もっと崇高な所を目指さなければいけない」と自分自身に戒めております。
もちろん技の技術も奥深く、漸々修学であることを感じます。
今は少林寺拳法が生活の一部にになっていることは過言ではありません。