先代の辻本雅則先生が引退されると聞いた時に、自分が育った木津道院をなくしたくないと言う気持ちと、私自身が辻本先生から与えていただいたものを、今いる道院の拳士達に繋いで行きたいという思いから、道院長を引き継ぐ決意を固めました。
道院を運営していくに当り大変なことはもちろんありますが、道院長としての職務を果たして行く中で、わずかながらも自分自身の成長を感じられる事と、子供達の笑顔に支えられて一日一日を乗り越えられているように思います。
これからも一人でも多くの人に少林寺拳法の素晴らしさと楽しさを伝えていけるように頑張っていきます。
木津道院で一番学んでもらいたいことは単なる少林寺拳法の技術ではなく、出来なかった事が出来るようになった、知らなかったことが分かるようになったという、努力を積み重ねる事で自分自身がどこまでも成長出来るということを知る事です。
人と比べて優れている、劣っていると考えるより、自らの努力によって少しずつでも成長していく経験が、子供達のこれからの人生に大きく役に立ってくれると信じています。
努力する事の大切さに気付き、自分の無限の可能性を信じる心を手に入れて、他人に負けない、そして自分にも負けない本当の強さを身に付けて欲しい。
そういう気持ちで指導に当たっています。
木津道院が目指すのは楽しい道院です。
厳しいだけでは今日も修練に行こうという気持ちになれませんね。道院に行けば友達がいる。休憩時間には思う存分楽しく遊べる。一所懸命に練習すれば先生に褒めてもらえる。
しかし修練中にふざけていれば叱られることもあり、あまり面白くない基本の反復練習もしなければなりません。楽しい道院は第一条件ですが楽しいだけでは人づくりの修行にはなりません。
楽しみがありながら、その中で苦手な事や好きではない事でも、自分に必要な事だと考えて自主的に頑張っていける気持ちを育てて行きたいと考えています。自ら考え、自ら行動するそういう拳士に育つ道院をつくって行きたいと考えています。
木津道院では2021年4月現在、少年部(中学生含む)21名一般部(中学生含む)9名が在籍しています。
少年部の修練は基本的に体育館で行っていますので練習前や休憩時間にはドッヂボールやバドミントン、鬼ごっこ等好きなことをして遊んでいます。正直この時がみんな一番元気に頑張っています(笑)
年上の拳士が年下の拳士を気遣いながら1年生から中学生までみんなで楽しく遊び、楽しく修練をしています。
私自身が道院長になって2年と経験が浅いのですが、その分これからもっと良い道院になっていく可能性を秘めていると思っています。
是非一緒に新しい木津道院をつくって行きましょう!!
僕は小学校の一年生から少林寺拳法を習っています。
辻本先生がやめて新しい先生になると聞いた時はどんな先生がくるんだろうと思ったけど竹澤先生が来て良かったです。
先生はやさしくて、みんなの話をよく聞いてくれるし、技もたくさん教えてくれます。でも練習中にふざけたりしていると大きな声で怒られることもあります。
でも僕は木津道院が大好きです。休憩中のドッヂボールが一番楽しいです。
技の練習も真剣にやれば自分がどんどん上達していくので少林寺拳法も大好きです。
中学生になっても高校生になっても少林寺拳法はずっと続けたいと思っています。