二代目道院長がお亡くなりになられて、そのあとを引き継がせていただことになりました。初代道院長 寺田先生 二代目道院長 久保先生に、いろんなことを教えていただいて、私の生き方の主軸になっています。私も、少林寺拳法の魅力を伝えながら、教化育成に取り組みたい思っています。
しかし、2023年5月に私自身がリュウマチを発症し、少林寺拳法をつづけることが難しい身体になり、引き継ぐとこを断念しかけましたが、少林寺拳法の先生方の励ましと、拳士のご両親のご協力のおかげで、厳しい時期を乗り越えることができました。今は、身体も回復し、リュウマチでもこれだけの動きができるんだと、見本になれたらと思っています。
それぞれの個性に合った指導を心がけ、拳士が持っている力を最大限に引き出すことが役目だと思っています。誰でも得意なこともあれば、苦手なこともあります。得意なことをさらに伸ばすことによって、自信をつけ、苦手なことにもチャレンジできるようになってほしいです。
開祖の教えにあるように、自信に裏付けられた本当の強さと優しさを身につけた「真の勇者」を育てる指導が理想です。
突きや蹴り、投げ技など、ある意味では危険なことを教えるわけですから、特に少年部には、「絶対にいじめない」「いじめを見たら助ける」ように、精神面の指導も重視しています。
楽しみながら道院に来ることができ、年代を越えて和気あいあいと、しかし時にはライバルとして競い合える場にしたいと思っています。
もちろん、修練は楽しいだけではなく、時には辛いこともあるでしょうが、それを乗り越え、修練の後には達成感や充実感を味わえる道院を目指しています。
和気あいあいとしていて、休み時間には、学年に関係なく、みんなが仲良く遊んでいます。
しかし、練習では、年長の拳士は自分の役目を意識して、自発的に準備体操をしたり、号令をかけたりして、リーダーシップをとることができています。
お兄ちゃん、お姉ちゃんが練習をしているところを見て、下のこどもさんが入門することも多く、兄弟・姉妹拳士が多いことも特徴です。
・もうすぐ黒帯なので、頑張っています。一般部になって難しい技もあるけど、いつも一緒のライバルがいるので、頑張れます(中2男子 1級)。
・早く黒帯になりたいです。先生はちょっと怖い時もあるけど、色々な技ができてかっこいいので、ぼくも頑張って、みんなに教えられるようになりたいです(中1男子 2級)
・少林寺拳法は楽しいです。友達もいっぱいいます(小2女子 5級)
・お姉ちゃんがかっこいい。ぼくも強くなりたい(年長男子見習)